11月23日(現地時間)、公表された米国の10月の中古住宅販売戸数は年率610万戸、前月比プラス10.1%となりました。
これは、事前の大方の市場予想を上回るプラス幅だったと言えます。
当初、米国の初回住宅購入者向け税控除措置の期限は11月末までであり、延期が明確になったのは11月初旬であったことから、個人的には10月は駆け込み需要があったのではないかと想像します。
米国の中古住宅の価格中央値は前年比マイナス7.1%となりました。
この結果を、小幅なマイナスに留まったとみるか、需要の盛り上がりを見せてもマイナスとなったとみるか、微妙なような気がします。
米国の初回住宅購入者向け税控除措置の期限は延長されていることから、11月以降、当面は堅調に推移する可能性が高いと考えます。
価格の動向もあわせ、今後の推移が見守られるところかと思います。