海外メディアによれば、11月29日、イランは、新たなウラン濃縮施設を、イラン国内に10カ所建設する計画を承認したとのことです。
詳細は不明ですが、2カ月以内に5カ所の建設を開始する動きにあるようです。
イランは、IAEA(国際原子力機関)からの低濃縮ウランのイラン国外での燃料加工をするという構想を巡り、合意できるかどうか注目されていましたが、今回の計画からすると、イラン側のIAEA提案に反発する動きは強いようです。
米国は、IAEA提案を受け入れなければ、制裁強化を示唆しています。
こうした中、海外メディアによれば、中国の石油大手企業がイランの石油精製施設建設に約65億ドルを投資する覚書を交わしたと報じられました。
イランに対する制裁の行方などが気になるところですが、少なくとも、イランと米国の対立は深まり、中東和平はさらに遠のいたとの印象です。
今後の推移が見守られるところかと思います。