11月2日(現地時間)、公表された米国の10月のISM製造業部門指数は55.7、前月比プラス3.1ポイントとなりました。
これで前月比でのプラスは3カ月連続となりました。
景気の分かれ目である50を3ヵ月連続で上回りました。
今回の結果は、非常に好ましいもので、米国景気の先行きの景気回復スピードは市場予想を上回っている可能性を示唆しているように見えます。
一方で、同日、米国のオバマ大統領は、米国の雇用状況の厳しさについて言及し、レバレッジをかけた消費拡大に否定的な見方を示したようです。
消費者が、貯蓄率を高めることを念頭に置いていると思われるオバマ大統領のコメントは、ある程度のレバレッジによる消費拡大を期待していると思われるバーナンキFRB議長の考え方と一致しないようにも見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。