2010年2月1日月曜日

ダボス会議では、米国の金融規制改革案に関心

今年のダボス会議では、米国の金融規制改革案に関心が集まりました。


・米国の金融規制改革案へ賛成の立場


フランスのサルコジ大統領
��銀行家の仕事は、投機的な取引をすることではない、金融規制案は正しい方向と述べ、賛成する意向を表明。


米国のサマーズ国家経済会議委員長
��自己勘定による投機的な取引には制限を課すとし、大手金融機関の業務範囲を規制する方針を説明。


BIS(国際決済銀行)のカルアナ総支配人
��将来の危機を防ぐため、巨大金融機関への対応は最も重要な問題の一つだ。具体的な規制が各国で異なっても、国際的基準と整合していれば問題はない。


・米国の金融規制改革案へ批判的な立場


カナダのハーパー首相
��危機の再発防止のための規制改革は必要としつつも、過剰な規制になってならないと述べ、懲罰的な規制には反対する立場を表明。


英国の大手銀行バークレイズのダイヤモンド社長
��銀行の規模を小さくすることが金融危機の再発防止になると裏付ける根拠はないと述べました。


今後の推移が見守られるところかと思います。