2月25日(現地時間)、公表された米国の先週分(2月20日終了週)の新規失業保険週間申請件数は49万6千件、前週比プラス2万2千件となりました。
4週間移動平均は47万3750件、前週比プラス6千件となりました。
先々週分(2月13日終了週)の新規失業保険週間申請件数に続き、事前の大方の市場予想は、前週比マイナスを予想していたところ、予想に反してプラス(悪化)になったと言えます。
天候要因もあったようですが、市場予想に反する結果が続いたと言えます。
少なくとも、改善に向かっていた米国雇用情勢は後退していると考えざるをえません。
ただ、この後退が一時的なものに過ぎないのか、このままずるずると後退していくのかははっきりしません。
2月23日(現地時間)、公表された米国の2月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数の内訳をみると、就職の困難さを示す指数が47.7と前月より1.2ポイント悪化、雇用の十分さを示す指数も3.6と前月より0.8ポイント悪化したことからすると、少なくとも当面は厳しめに考えていた方がよさそうです。
来週は、米国雇用統計の公表が予定されており、今後の推移を見守りたいと思います。