過日(1/28)、ESRI主催の経済政策フォーラム(テーマ:雇用危機下の出口戦略)で講演を拝聴しました。
元日銀審議委員の水野氏、慶応大の土居教授、法政大の小峰教授が講演しました。
小峰氏(法制大学大学院政策創造研究科教授)から次の指摘がありました。
1.外需と輸出の概念は異なる。
2.輸出を抑制して内需を伸ばそうとしても(必ずしも)内需主導は実現しない ()内は小職補足。
3.高度成長期の外需の寄与度はマイナス0.2%、内需の寄与度は9.9%。輸出の伸び率は14.6%、輸入の伸び率は15.4%だった。
自戒を含め、特に、世の中で外需、輸出の用語の区別が曖昧であり、適切に使うべきだという指摘は印象的でした。