2月16日(現地時間)、公表された欧州市場の1月の新車販売台数は前年比プラス12.9%となりました。
自動車買い替え支援策に関し、2月3日(現地時間)、英政府は、昨年導入し、2月に期限を迎える予定だった自動車買い替え支援策を、3月末まで1カ月間延長する方針を明らかにしました。イタリアなどでも買い替え優遇措置をとっています。
英国は同プラス29.8%、イタリアは同プラス30.2%となりました。
英国、イタリアが、プラスになったのは自動車買い替え支援策が大きな要因になったと推定されます。
昨年9月にドイツ政府は自動車買い替え支援策申請の受け付けを締め切りました。
ドイツは同マイナス4.3%と、マイナスになりました。
ドイツは自動車買い替え奨励策により需要創出がなくなり、先取りしていた需要が剥落したと推定します。
今回、欧州市場の1月の新車販売台数が前年比プラス12.9%となったことは好ましいニュースですが、各国の景気刺激策による需要創出効果が大きく、また、支援策が終了すれば、先取りしていた需要が剥落すると推定されるところ、今後の推移を見守りたいと思います。