2月26日、公表された日本の1月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は91.9、前月比プラス2.5%、前年同月比プラス18.2%となりました。
前月比でのプラスは11か月連続となりました。
また、事前の大方の市場予想よりもプラス幅は大きかったと言えます。
同時に公表された製造工業生産予測調査によれば、2月の予測修正率はマイナス0.1%でした。
予測修正率は、当月に修正した翌月の生産量予測が、前月に予測した生産量からどの程度修正されたかを示したものです。
今回、マイナスになったということは、当初の想定よりも需要が弱かったことを示しています。
鉱工業生産指数は好ましい結果でしたが、予測修正率からすると、慎重に評価すべきかも知れません。
ちなみに、今回、鉱工業生産指数に関し、
プラスに寄与した業種は、
輸送機械工業、
化学工業(除.医薬品)、
金属製品工業等
でした。
品目別にみると、
普通自動車、
駆動伝導・操縦装置部品、
軸受
などがプラスに寄与しました。
今回の鉱工業生産指数の伸びは、自動車関連が牽引したと言えます。
トヨタのリコール問題の影響が気になるところです。
今後の推移を見守りたいと思います。