2月2日、公表された日本の12月の現金給与総額(事業所規模5人以上、速報値)は54万9259円(一人当たり)、前年比マイナス6.1%となりました。
前年比マイナスは19カ月連続となりました。
現金給与総額は消費をうらなう指標と言え、小売業界は厳しい環境が続く可能性が高いと考えられます。
12月の所定外労働時間は94.3時間、前年比マイナス3.2%となりました。
所定外労働時間の前年比マイナス幅は縮小に向かい、最近、所定外労働時間は増加傾向にあります。
所定外労働時間は、景気の動向に敏感に反応すると考えられ、その意味で、好ましい兆しと言えます。
今後の推移を見守りたいと思います。
所定外労働時間 | 前年比(%) | |
21年1月 | 85.8 | -14.4 |
2 | 83.0 | -21.7 |
3 | 84.9 | -22.7 |
4 | 87.7 | -18.9 |
5 | 82.1 | -18.4 |
6 | 83.0 | -17.6 |
7 | 85.8 | -16.4 |
8 | 84.0 | -14.2 |
9 | 86.8 | -14.1 |
10 | 90.6 | -11.2 |
11 | 92.5 | -8.5 |
12 | 94.3 | -3.2 |
(出所)厚生労働省、12月は速報値。