7月3日(現地時間)、公表されたEU(欧州連合)の5月のユーロ圏の小売売上高は、前月比マイナス0.4%となりました。
4月の同プラス0.1%から反転しました。
大方の市場予想では、前月比マイナスになることを予想していました。
同日、公表された6月のユーロ圏サービス部門PMI(購買担当者景気指数、改定値)は44.7に上方修正されて改定されました。
先日(7月1日、現地時間)、公表された6月のユーロ圏の製造業PMI(購買担当者景気指数、改定値)は42.6に上方修正されて改定されました。
小売売上高からすると、ユーロ圏の消費は厳しい状況にあるものの、サービス部門、製造業、共にPMIは、景気判断の分かれ目である50は下回っているものの、上方修正されるなど、市場マインドは上向いてきているようです。
市場では、ユーロ圏全体の回復は緩やかなものになるとの見方が大勢を占めるようです。
今後の推移が見守られるところかと思います。