7月2日(現地時間)、ECB(欧州中央銀行)の理事会が開かれ、政策金利据え置きを決定しました。
事前の大方の市場予想通りの結果と言えます。
ECBのトリシェ総裁は、会見で、年内は経済活動が引き続き弱いとの認識を明らかにし、追加利下げの可能性を排除しませんでした。
来週からカバードボンド買い入れプログラムを開始する予定を明らかにしましたが、追加的な量的緩和策については、現時点では必要ないとの認識を示しました。
同日、公表されたEU(ユーロ圏)の5月の失業率は、9.5%となりました。
EUは不良資産問題も抱えているとみられるところ、経済動向も含め、今後の行方が見守られるところかと思います。