2009年7月12日日曜日

米国オバマ大統領のロシア訪問

過日(7月6日)、米国のオバマ大統領は、ロシアを訪問し、メドベージェフ大統領と、第1次戦略兵器削減条約に代わる新たな核軍縮条約の枠組みとして、両国の戦略核弾頭などを削減することで合意しました。


米国とロシアが核削減に取り組む姿勢を国際的に示したことは、オバマ大統領の掲げる「核なき世界」に向けた一歩と言えるかと思います。


米国のオバマ大統領によるロシア訪問は、国際的にトップニュースとして取り上げられましたが、ロシアでは、トップニュースではなかったようです。


ロシアは、米国のロシアに対する東西冷戦の敗者として扱う姿勢を変えたいと思っているとの見方があるなど、ロシアの米国への対応はいくつかの要因が背景にあるようです。


米ロの戦略核弾頭数を削減する新たな条約を年内に結ぶ方針が表明されていますが、実現は困難との見方が出されているようです。


今後の推移が見守られるところかと思います。