7月29日(現地時間)、公表された米国の6月の耐久財新規受注は、前月比マイナス2.5%となりました。
前月比マイナスは3カ月ぶりのことでした。
輸送用機器の新規受注は前月比マイナス12.8%、民間航空機の新規受注は前月比マイナス39.0%でした。
設備投資の先行指標と言える、航空機を除く非国防資本財の受注は前月比プラス1.4%でした。
今回公表された米国の耐久財新規受注は、事前の市場予想を下回るものと言えますが、設備投資の先行指標である航空機を除く非国防資本財の受注は前月比プラスとなりました。
ただ、航空機を除く非国防資本財の受注のプラス幅は、5月が4.3%であったのが、6月は1.4%とプラス幅は縮小しました。
こうした指標のみに着目すると、先行きの米国の設備投資の回復スピードは後退したように見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。