2009年7月22日水曜日

バーナンキFRB議長による金融政策報告

7月21日(現地時間)、米国のFRBのバーナンキ議長は、議会で金融政策に関する報告を行いました。


バーナンキ議長は、米国経済は改善がみられるが、油断はできず、2011年にかけて失業率は高水準に留まる可能性が高く、このことが消費マインドを悪化させ、経済回復の足かせとなる恐れがあるとの趣旨の報告を行いました。


今回のバーナンキ議長の報告を受け、市場では、出口戦略として、FRBは、市場金利を引き上げるかも知れないが、年内はないだろうとの見方が出されています。


現在、FRBの機能強化が検討されていますが、議会には、FRBの力が強すぎるのではないかとの批判があります。


議会は、FRBに対する監視強化が議論されていますが、FRBのバーナンキ議長は、FRBに対する監視強化は、FRBの独立性を損なうとして、反対の立場を表明しています。


今後の推移が見守られるところかと思います。