海外メディアによれば、IMF(国際通貨基金)は2010年の世界経済成長率の予想を1.9%から2.4%に上方修正し、
2009年予想は、引き続き1.3%に据え置いたとのことです。
一方、世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は、会見で、2009年の世界経済は、従来予想のマイナス1.75%からマイナス3%程度に下落する可能性があるとの認識を示しました。
最近、マクロ経済指標で改善の兆しを示す指標が出てきている一方で、失業率は増加しており、依然として需給ギャップはマイナスとなっています。
IMF、世界銀行、いずれの見通しも成り立ちうると言えます。
個人的な妄想の域を出ませんが、そういえば、IMFに関して言えば、この週末にG8が開催されることと何か関係あるのかないのか、あるいは、世界銀行に関して言えば、発展途上国の視点が強いといった政治的事情も多少は影響してるのかもしれないなどと想像は膨らみます。
今後の推移を見守りたいと思います。