6月21日、新華社電によれば、中国安徽省の鉱石加工会社の工場で、爆発事故が発生したようです。
工場で働いていた従業員に多数の死傷者が出ているようです。爆発の原因は今のところ不明です。
鉱石加工とのことですが、その内容は不明です。
まず頭に浮かぶのは、マイナスイオンを放出する鉱物の粉末化などをを主原料とした加工製品が連想されます。
最近、健康関連商品で取り上げられることがあるようです。
次に頭に浮かぶのは、鉄鉱石です。
中国は、経済発展に伴って鉄鉱石の需要が増加し、世界最大の鉄鉱石輸入国となっています。
最近、海外メディアによれば、中国鋼鉄工業協会の単尚華秘書長は、2009年度の鉄鉱石価格交渉について、中国は値下げ幅が十分でなければ、決裂も辞さない考えであり、仮に、その結果、鉄鉱石の供給が不足すれば、中国は鉄鋼生産量を引き下げる用意があると表明したようです。
爆発事故を起こした工場の詳細は不明で、影響の程は今のところ解りませんが、仮に、今回の鉱石加工会社の工場が鉄鉱石の供給に重要な拠点であるとすれば、その影響が気になるところです。
今後の行方が見守られるところかと思います。