最近、英国のブラウン首相が辞任するのではないかとの情報が流れました。
この情報は今のところ間違いでした。
ただ、ブラウン政権が危機に瀕しているのは事実のようです。
海外メディアによれば、英国議員の経費乱用問題で英国民の政治不信が高まり、ブラウン政権への支持率が大幅に低下しているようです。
地方選挙での敗北、相次ぐ閣僚の辞任、そして、辞任した有力閣僚がブラウン首相に退陣を促す声明を出すに至りました。
海外メディアは、ブラウン政権は内閣改造で乗り切り、ブラウン首相は続投し、信頼回復に取り組む見通しと伝えています。
保守党は、次期総選挙での政権奪還を目指し、エネルギー・環境政策の大綱を発表するなどしているようです。
世界は昨年来大きな試練に見舞われ、最近、好ましい指標の公表が出てきており、経済・金融政策の重要性は高い状況が続いています。
このような時期に政権への支持率が低下したことは非常に残念であるとともに、経済運営へ与える影響が懸念されます。
慎重に、今後の推移が見守られるところかと思います。