2009年6月5日金曜日

歴史的と言えるオバマ大統領のエジプトでのスピーチ

6月4日(現地時間)、米国のオバマ大統領は、訪問先のエジプトで、盛大な歓迎式典で迎えられ、カイロ大学で演説をしました。


海外メディアによる録画を見たところ、オバマ大統領は、アメリカとイスラム社会は新しく始めるのだと訴え、イスラム教徒に対する否定的なステレオタイプの見方を変えていくこと、ユダヤ人による入植地を認めないことなどを表明しました。


最近、オサマビンラディン氏は、アメリカを批判するビデオを公開しましたが、影響は以前に比べ格段に限定的と見られているようです。


ミドルネームでフセインの名を持つ米国大統領の登場は、長い間関係悪化にあった米国とイスラムの関係を改善する大きな架け橋になるのかも知れません。


今回のオバマ大統領の演説は、歴史的なスピーチと評価することが可能かと思いますが、実際に行動に結びつくのかどうか、注目を集めることになりそうです。

仮に適切な実行が伴わなければ、期待が大きい分、反動も覚悟しなくてはならないのではないかと思います。


期待をこめて、今後の推移を見守りたいと思います。