2009年6月15日月曜日

イラン大統領選後の行方

過日のイランの大統領選で、現職のアフマディネジャド大統領が再選されました。


当局は、得票率は、アハマディネジャド大統領が62.6%、ムサビ元首相が33.7%と公表しました。


ムサビ元首相を支持するグループは、選挙に不正があったのではないかとして抗議活動を行いました。


米国のバイデン副大統領は、アハマディネジャド大統領は62.6%の支持を集めたのかもしれないが、言論の自由を抑圧しているのは憂慮される旨を述べたようです。


再選後、アハマディネジャド大統領は、核開発問題について強硬姿勢で臨む意向をあらためて表明したようです。


一部に、年末にかけてオバマ大統領の対話路線の転換があるのではないかとの見方が出されています。


まずは、選挙結果の正当性の証明がされるのかどうか、ムサビ元首相との対立が解消に向かうのかどうか、今後の推移が見守られるところかと思います。