6月10日(現地時間)、公表された米国のベージュブック(米連邦準備理事会の地区連銀経済報告)は、5月の米国の各地域の経済は引き続き弱いか、悪化したものの、一部の地域で経済後退が緩和する兆しがあったとしました。
同日、ロシア中央銀行は、外貨準備高に占める米国債の比率を引き下げる方針を明らかにしました。
同日、市場では、米国国債市場の指標銘柄である10年債利回りが一時4%をつけました。
同日、米国では米国債10年債の入札が行われましたが、市場では、米国債の利回りは上昇し、米国政府の資金調達コスト上昇に対する懸念が指摘されています。
最近、訪中したガイトナー米財務長官は、中国指導者から米経済の先行きについて正当な信頼を示されたと表明しましたが、一部の海外メディアは、訪中した議員のコメントとして、中国高官が、米国の財政赤字の増大を懸念していると伝えています。
米国経済の見通し、米国財政の今後の推移が見守られるところかと思います。