6月2日(現地時間)、公表された米国の4月の住宅販売保留指数は90.3と、前月比プラス6.7%となりました。
市場では、予想を上回る上昇と好感しているようです。
ただ、地域別にみると、濃淡があり、全面的な上昇とまでは言えないようです。
6月1日(現地時間)、公表された米国の個人所得は前月比プラス0.5%、個人消費は前月比マイナス0.1%となりました。
個人貯蓄率は前月比で上昇(4.5%→5.7%)しました。
米国の住宅市場の先行指標と言える住宅販売保留指数が単月ながらプラスとなったことは、米国住宅市場が持ち直しに向かった動きではないかと期待されます。
ただ、個人消費は依然冷え込んでおり、個人所得が上昇したとしても個人消費にどの程度結びついていくのか、個人貯蓄の行方も含め、今後の推移が見守られるところかと思います。
住宅販売保留指数(季節調整済) | 前月比 | |
United States | 90.3 | 6.7% |
Northeast | 78.9 | 32.6% |
Midwest | 90.4 | 9.8% |
South | 93.0 | -0.2% |
West | 94.8 | 1.8% |