6月12日(現地時間)、米国消費者の足元のセンチメントを表す6月のミシガン大米国消費者信頼感指数は69.0と、5月の68.7から上昇しました。
そして先行きの見通しを表す6月のミシガン大米国消費者期待指数は65.4と、5月の69.4から下落しました。
今回の公表内容を見る限り、足元の消費者心理は改善したものの、先行きの見通しは慎重な見方が増えたように見えます。
これは、足元の消費者心理が改善していることからすると、先行きの改善ペースが従来より鈍化したと解釈することがいいのかも知れません。
市場では、米国消費者の足元のセンチメントを表す6月のミシガン大米国消費者信頼感指数が前月比で上昇したことを捉え、好感したようですが、個人的には手放しで好感することにはためらいを感じます。
米国ではガソリン価格の上昇など米国では物価上昇の兆しが見え、依然厳しいと見られる雇用状況からすると、消費は上向きにくいのではないかとの印象です。
米国経済にとって消費の占める位置は重要であり、今後の行方が気になるところです。