12月24日、公表された日本の11月の国内パソコン出荷台数実績は67万3000台、前年同月比プラス4.8%となりました(電子情報技術産業協会調べ)。
PC出荷台数は、これで3カ月連続で前年同月比プラスとなりました。
デスクトップ型、ノート型の何れも前年同月比でプラスとなりました。
デスクトップ型の台数がプラスになったのは、17ヶ月ぶりのことでした。
これは、法人向けなどを中心に買い替え需要などが増えたようであり、好ましい動きのように思います。
しかし、出荷金額は前年同月比マイナス9.0%となりました。
出荷金額は、デスクトップ型が同マイナス1.8%、ノート型が同マイナス12.0%と、ノート型の価格下落が大きかったと言えます。
ネットブックの台数が微減となったことからすると、ネットブックの市場拡大によって、ネットブック以外のノート型の単価がネットブックに引っ張られる形で単価が下落したのではないかと想像します。
Windows7効果によりPC販売台数は堅調に推移しているようです。
高速な通信サービスながら、期待されたほど普及していないWiMAXも、普及のネックと指摘されているサービスエリアの狭さも改善に向かって動きだしている模様であり、今後、PC市場の推移が見守られるところかと思います。