12月29日(現地時間)、公表された米国の10月のケース・シラー住宅価格指数(20都市圏)は、前月比で横ばいでした。
前月まで5カ月連続で前月比プラスとなっていましたが、今回は横ばいとなりました。
事前の大方の市場予想では前月比プラスの予想だったと言えます。
20都市圏の中で前月比プラスになったのは半分以下(7都市圏)に留まったことは気になりますが、季節的に見て新規住宅販売の盛んな時期ではないと考えると、深刻に受け止めるまでのことはないのかも知れません。
個人的には、目先、前月比マイナスを記録する月があったとしても、現状では米国住宅市場が二番底となる可能性は低いと考えますが、米国の中でも依然として下落が続くラスベガスのような地域があり、当面、米国の全ての主要地域の住宅価格が一斉にプラスに向かうといった状況になる可能性は低いと思います。
今後の推移を見守りたいと思います。