2009年9月8日火曜日

イギリスで、航空機の爆破を計画していた被告に対し有罪判決

9月7日(現地時間)、イギリスで、国際線の航空機の爆破を計画していた被告に対し、有罪判決が下されました。


これは、2006年夏に機内に持ち込んだ液体爆弾によって、多数の航空機を爆破しようとしていたもので、仮に、実行されていたら、9.11事件を上回る惨事になったと言えます。


有罪となった被告は、イギリス在住のイスラム教徒で、遺言ビデオ(※)を作成していました。

※テロが行われた後に公表されることを意図して自らの主張を明らかにするため作成されたビデオ。自殺ビデオとの表現も見受けられる。


この事件を契機に、多くの国で、航空機内に液体(飲料、化粧品など)を持ち込むことは禁止されました。


現在も続くこうした措置は、航空機の利用者の評判は必ずしも良好ではありませんが、個人的には、今回の判決に接し、安全確保のために必要な措置ということを再認識した次第です。


国際的な紛争の解決を期待しつつ、今後の推移を見守りたいと思います。