2009年9月7日月曜日

スリランカで活動しているユニセフの広報担当官のビザ取り下げ


今般、スリランカ政府は、スリランカで活動しているユニセフの広報担当官のビザを取り下げると通告しました。


スリランカ政府は、国軍とタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)とが戦っていた当時の広報担当官の発言を問題としたようです。


ユニセフは、女性と子供の公正な代弁者として行動したまでであると、この広報担当官を擁護し、ビザの継続を求めています。


国軍とタミル・イーラム解放のトラが戦っていた当時、海外メディアの取材は、スリランカ政府の担当者が付き添うなど、非常に制約されたもので、国連の機関を通じた情報収集が重要な役割を果たしていたとのメディア側の発言がされています。


今回のスリランカ政府とユニセフの間の問題は、公正な取材などで問題を提起したと言えそうです。


ちなみに、スリランカのユニセフでは、日本の元五輪競泳代表、井本氏が教育支援に取り組んでいます。


スリランカで適切な結論が出されることを期待しつつ、今後の推移を見守りたいと思います。