昨年、イラクを訪問した米国のブッシュ大統領に靴を投げつけ、服役中だったイラク人記者ザイディ受刑者が、出所することになりました。
ザイディ受刑者は、当初禁固3年の判決を受けましたが、服役態度が良いため、刑期より早く釈放されることになったとのことです。
ザイディ受刑者は、事件前は無名のジャーナリストでしたが、事件後、地元では国民的英雄視され、仕事のオファーや資金提供、結婚相手の紹介などが提供されており、今回の出所を歓迎する動きがあるようです。
一方、賓客として招かれたブッシュ大統領に対して靴を投げつけるのは恥ずべき行為であり、ジャーナリストならペンで批判すべきとの見方もあるようです。
最近、イラク各地では、爆弾などによる攻撃が相次ぎ、多数の死傷者が出ているようです。
米国は、2010年8月末までの米軍の撤退計画が順守できると表明しています。
海外メディアによれば、新日本石油は、イラクのナシリヤ油田をめぐる契約をまとめる交渉に入る模様であり、また、三菱商事等とイラクの合弁事業の投資が見込まれるようです。
イラクの治安の行方、米軍の撤退計画なども含め、今後の推移が見守られるところかと思います。