9月3日(現地時間)、公表された7月のユーロ圏の小売売上高は前月比マイナス0.2%、前年比マイナス1.8%となりました。
大方の事前の市場予想では前月比プラスを予想していたところ、これに反してマイナスとなりました。
8月中旬(8/13、現地時間)に公表された米国の7月の小売売上高も大方の事前の市場予想に反して前月比でマイナスになりました。
欧米の消費は、市場が考えているよりも厳しい内容と言えます。
こうした市場が考えるよりも経済実態が悪いタイミングで、万一、市場の想定外の非常に悪い経済指標などが公表されると、マーケットは大きく下振れする潜在的なリスク(不確実性と言った方がいいかも知れませんが)が高まっているように見えます。
金融システムは安定に向かっているものの、安定したとまでは言えないと思います。
今後の推移を慎重に見守りたいと思います。