海外メディアによれば、米軍兵士のアフガニスタンの軍事作戦による死亡者数が、8月に46人と、最悪の水準に達したようです。
オバマ米大統領はアフガニスタンをテロとの戦いの主戦場と位置付けていますが、戦いの意義を疑問視する米世論も強まり始めているようです。
アフガニスタンでは、タリバンとの戦いでアフガニスタン国民の生活改善が進まず、アフガニスタン国内における多国籍軍への信頼が低下しているようです。
多国籍軍の戦略は期待した機能が発揮されておらず、多国籍軍の作戦遂行には、復興支援や警察官の数を増やすなど戦略の見直しが必要との見方が出されています。
タリバンはアフガニスタン南部や東部の拠点で勢力を盛り返しているとの見方もあります。
今回の衆院選で勝利した民主党はインド洋の多国籍軍への給油活動を打ち切る方針を表明しています。
民主党は、多国籍軍によるアフガニスタンの復興支援へどのようにかかわるのか、注目されるところかと思います。
今後の推移が見守られるところかと思います。