1月13日(現地時間)、公表された米国のベージュブック(米国地区連銀経済報告)は、米国経済は、小幅ながら改善し、景気回復は地域的に広がりつつある旨の認識を示しました。
今回のベージュブックは、フィラデルフィア地区連銀が担当しました。
1月12日(現地時間)、フィラデルフィア連銀の総裁は、インフレ抑制を図るため、失業率の改善を確認するかなり前に、米国の政策金利を引き上げる必要があるとの見解を示しました。
現在、米国の政策金利引き上げは、今年後半以降との見方が多いようです。
フィラデルフィア連銀の総裁は今回具体的な時期の明示は行わなかったものの、米国の失業率は今年末までに下落するが、より容認できる水準に戻るまではまだ時間を要すると予想していることからすると、今年前半に利上げをすべきとの考えなのかも知れません。
今後の推移を見守りたいと思います。