1月19日(現地時間)、公表されたドイツの1月の独ZEW景気期待指数は47.2、前月比マイナス3.2ポイントとなりました。
これは、大方の市場予想より悪い内容だったと言えます。
同日、公表された英国の12月の消費者物価指数(CPI)は前月比プラス0.6%、前年比プラス2.9%となりました。
これは、英国中央銀行が採用しているインフレターゲットの目標(2%、プラスマイナス1%の範囲で容認)を上回る水準と言えます。
英国の政策金利は、従来、市場が想定していたよりも早期に利上げに向かう可能性を示唆しているように見えます。
一旦、主要先進国で政策金利が引き上げられれば、各国に連鎖していくのではないかと感じています。
十分に自律的に経済が回復しないままに各国が利上げに向かうといったシナリオは可能性は低いものの、ありえない話ではないのかも知れません。
今後の推移を見守りたいと思います。