1月24日、中国人民銀行が、国内大手行は農村セクターへの融資を拡大すべきとの見方を示したと報じられました。
1月25日、中国人民銀行が、2010年は、引き続き、適度に緩和的な金融政策を実施していくとの考えを示したと報じられました。
一方、今年初め、中国人民銀行は、金融政策の手段として預金準備率の役割を強調する必要があるとの見方を示したとの機関誌の記事が明らかになりました。
これは、金融緩和の継続で利上げが難しい中、預金準備率の引き上げを通じてカネ余りの解消に努める考えを示唆した発言と受け止められています。
そうしてみると、中国は、当面金利は上げないが、過剰流動性は吸い上げていくとの姿勢のようにも見えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。