エリトリアからエチオピアに食糧の援助を求めて人々が流入しているようです。
エリトリアは、1991年に臨時政府が発足、1993年に実施された住民投票において有権者の99.8%がエリトリアの完全主権を主張し、エチオピアからの独立が宣言されました。
エリトリアでは、エチオピアとの紛争により延期されていた憲法に基づく国政選挙は2001年12月に行われる予定でしたが、その後無期限の延期となっています。
エリトリアは、エチオピアとの国境紛争により破壊されたインフラ復興、兵士の動員解除及び退役後の社会復帰、難民・国内避難民の復帰等、多くの課題を抱え、国民の国外流出が深刻化しています。
国連の推計によれば、2009年は人口約500万人中数万人が難民化したとのことです。
最近では、昨年12月にエリトリアのサッカー代表選手12人が、ケニアでの国際大会後、ケニア政府へ難民申請を行うといった出来事がありました。
エリトリア民衆は強権的と批判される政府への反発が強まっているようです。
今後の推移が見守られるところかと思います。