1月13日、日本の民間調査機関は、倒産集計を公表し、昨年12月の倒産件数は1021件、前月比プラス2.1%、前年同月比マイナス11.0%になったとしました(帝国データバンク調べ)。
倒産件数は、4ヵ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
倒産件数が減少している傾向を示していることは好ましいですが、従来、景気回復局面ではかえって倒産件数は増加する傾向を示しています。
これは、金融機関の不良債権処理が進み、金融機関の貸出姿勢が厳しくなる結果と推定されます。
国際的な金融危機を教訓に、現在、金融機関のリスク管理は強化の方向にあると言え、今年の企業倒産件数は2009年よりも増加する可能性があると考えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。