2010年5月8日土曜日

キルギスの民族間対立拡大の懸念

先月、キルギスでは、大統領が辞任、隣国カザフスタンに出国し、事実上の亡命をするなどの動きにありますが、先行きの国内の治安が懸念される状況にあるようです。


最近、キルギスでは、キルク系民族の住む村に暴力事件が相次ぎ、民家への放火が連続して発生しているようです。


キルギスでは、全国で多くの村で、異なる民族が同じ村に住んでおり(正確なところは不明ですが、こうした村の数は1000とも言われているようです)、こうした動きが拡大し、国中に波及する懸念が指摘されています。


キルギスはロシアと米国の両国にとって軍事的な重要拠点となっています。


今後の推移が見守られるところかと思います。