5月3日(現地時間)、公表された米国の4月のISM製造業景気指数は60.4、前月比ぷラス0.8ポイントとなりました。
事前の大方の市場予想よりプラス幅は大きかったと言えます。
ただ、米国の3月の設備稼働率は73.2%と、依然として設備投資が活発になると言われる80%程度の水準を大きく下回っています。
2009年8月以降、ISM製造業景気指数は、景気の分かれ目である50を継続して上回っています。
このことは、米国の先行きの景気拡大を示唆していると思います。
ただ、米国で設備投資が全般に活発になるのは、まだ先であり、この意味で、米国の消費の行方が重要と考えます。
今後の推移が見守られるところかと思います。