5月5日(現地時間)、格付機関のムーディーズは、ユーロ圏にあるポルトガルのソブリン格付けを引き下げる可能性が高いと表明しました。
市場では、ギリシャの財政問題がユーロ圏の他の国に波及するのではないかとの懸念から、ギリシャの次に問題になる国はどこになるのか、注目が集まっています。
民間部門の債務が多いという視点から、ポルトガルとスペインへの注目が高まっています。
市場で、スペインが財政問題から支援を要請したのではないかとの噂が流れていることに対し、5月4日(現地時間)、スペインのサパテロ首相はこれを否定しました。
為替相場は、ユーロ安の流れにあり、ユーロの通貨への信頼は低下していると言えます。
しばらくの間、ユーロ圏から目が離せない動きにあり、今後の推移が見守られるところかと思います。