5月29日(現地時間)、行われたチェコの総選挙の結果、中道右派の連立政権が発足する可能性が高まっています。
得票率では中道左派(チェコ社会民主党)が約22%でトップでした。
現在、ユーロ圏では、ギリシャをはじめとした「PIIGS(ポルトガル、イタリア、アイルランド、ギリシャ、スペイン)に対する懸念が指摘されていますが、最近では「CHAPS(チェコ、ハンガリー、オーストリア、ポーランド、スロバキア)」に対する懸念が指摘されています。
中道左派は、高所得者の税率引き上げなどを原資に社会保障の充実を図ると主張していました。
中道右派の連立政権が発足すれば、緊縮財政策をとる見通しです。
今後の推移が見守られるところかと思います。