10月21日(現地時間)、IAEA(国際原子力機関)のエルバラダイ事務局長は、イランとの間で、イランの核開発に対する国際社会の懸念を低下させる合意に至る見通しであると発表しました。
これは、イランが保有する濃縮ウランの内、約80%(※)をロシアなどイラン国外で再加工し、軍事転用しにくい形にしてイランに戻すという構想の模様です。
※イランの保有する濃縮ウランは、推定1000kg~1500kg、うち80%、800kg~1200kg程度がイラン国外で再加工の見通し。
イランは、前向きと受けとめられるコメントを公表しました。
順調に行けば、11月のIAEA理事会で正式承認される見通しです。
今後の推移が見守られるところかと思います。