2009年10月7日水曜日

ルワンダのツチ族大量虐殺で国際的に指名手配されていた容疑者の一人がウガンダで逮捕

海外メディアによれば、ルワンダのツチ族の大量虐殺に関与したとして国際的に指名手配されていたニゼイマナ容疑者がウガンダで逮捕されたようです。


ニゼイマナ容疑者は、大量虐殺に関与し、また、ツチ族の象徴である女王をルワンダの国立博物館裏で殺害した容疑がかかっています。


ニゼイマナ容疑者には最高500万ドルの懸賞金がかけられていました。


ルワンダでは、1994年4月のハビヤリマナ大統領暗殺をきっかけにして、フツ族過激派によるツチ族及びフツ族穏健派の大虐殺が始まり、同年6月までの3カ月間に犠牲者は80~100万人に達したと言われています。


ツチ族の大量虐殺に関与した複数の容疑者は、ケニアに潜伏しているとみられており、今回の逮捕が他の容疑者逮捕に繋がるのではないかと期待する向きもあるようです。


国連によれば、1994年のルワンダ内戦では、50万人の女性がレイプされたとみられています。


過日(9月30日、現地時間)、国連の安全保障理事会は、紛争地でのレイプなど女性や子どもへの暴力停止を求める決議を全会一致で採択しました。


アフリカをはじめ世界の治安が安定に向かうことを期待して、今後の推移を見守りたいと思います。