10月4日(現地時間)、ギリシャで国会議員の選挙が行われ、野党が勝利した模様です。
出口調査によれば、野党、中道左派のPASOK(全ギリシャ社会主義運動)は、過半数(全300議席の内、151~159議席程度)の議席を確保する見通しであり、保守のND(新民主主義党)を大きく引き離し、圧勝したようです。
今のところ、連立政権が発足する見通しのようです。
選挙前、ギリシャは、汚職、経済不況などの問題を抱えていました。
新政権は、経済不況から立ち直ることが最優先課題になるとみられます。
日本とギリシャの二国間関係は、伝統的に友好関係にあり、貿易面では日本からの輸入超過(乗用車、貨物船など)の状態が続き、直接投資の面では、現地法人も含め日系企業約20社がギリシャに進出しています。
今後の推移が見守られるところかと思います。