2009年10月11日日曜日

最近の世界の石油需要見通し等

先日(10月9日、現地時間)、IEA(国際エネルギー機関)は、2010年の世界の石油需要見通しを上方修正し(従来の予想から日量15万バレル引き上げ)、2010年の石油需要は、日量8605万バレルになるとしました。


今回の見直し修正は、先行きの景気回復見通しを反映したとみられます。


OPEC(石油輸出国機構)の産油量は、8月から9月にかけて増加しているようです。


先日(10月6日、現地時間)、米国のEIA(エネルギー省エネルギー情報局)は、今年10-12月期の世界の石油消費量は、中国などの景気回復で消費が伸びるとの推計を発表するとともに、WTI(米国産標準油種)の冬季の平均価格(2009年10月~2010年3月)は、前年同期比で19ドル上昇するとの予想を明らかにしました。


最近(10月8日、現地時間)、英国の調査機関(UKリサーチカウンシル)は、2020年までに石油生産はピークを打ち、減少に向かうとの見方を示しました。


世界の景気見通しと石油の需要・価格は相関しているように見えるところ、長期的な見通しの影響なども含め、今後の推移が見守られるところかと思います。