先日(8月20日、現地時間)、パンナム機爆破事件で服役中だったリビア人の元受刑者が釈放されました。
今回釈放された受刑者は、余命3カ月と診断され、慈悲の観点から釈放されました。
リビア人受刑者は、リビア最高指導者、カダフィ大佐の息子に付き添われ特別機で帰国し、残り少ない余命を故郷のリビアで家族と過ごすことになりました。
リビアの首都トリポリの空港では、数千人が歓迎したようです。
リビアの最高指導者カダフィ大佐は、今回の釈放に関し、英国のブラウン首相とエリザベス女王へ謝意を表明しました。
今回の釈放に関しては、”慈悲の観点”とのことですが、リビアへ向かう飛行機の中で、リビアの最高指導者カダフィ大佐の息子が、リビアと英国の貿易案件(リビアから英国への石油ガス供給契約交渉)に関係していると述べたようです。
英国側は、この発言を否定しました。
米国のオバマ大統領は、今回の慈悲の観点による釈放は、"誤りだった"と述べ、これを批判しました。
今回の爆破事件は、アメリカのフラッグ・キャリアであったパンナム航空でおきたもので、死亡した270人のうち、米国民は200人近くを占めました。
米国の人々が、死亡した米国人に強い思いをはせるとして、オバマ政権の対話路線を後押しするのか、前ブッシュ政権の強硬路線が息を吹き返すのか、殆ど影響ないのか、気になるところです。
すぐに人々の記憶から薄れていくのかも知れませんが、今後の推移を見守りたいと思います。