国連の潘基文事務総長がパキスタンを訪問し、国際社会に対しパキスタンへの支援を要請しました。
潘基文事務総長は、これまでにない規模の災害だから、これまでにない規模の援助をと呼びかけています。
今回の潘基文事務総長のパキスタン訪問は、援助の根拠となる証拠集めとみられています。
これまでに集まった金額は、国連の目標(4億5970万ドル)の4分の1程度の模様です。
地震などに比べ、洪水は災害としての理解を得にくいのではないかとの見方が出されています。
確かにそうした面もあるのかも知れませんが、それだけではなく、中国での大規模な土石流、ロシアでの干ばつ、インド、東欧などでの豪雨被害など、世界的な異常気象の発生から、地域的に離れた他国への災害にまで手が回らないといったこともあるのではないかと想像します。
地球温暖化は、想像以上に世界の政治、経済に影響を及ぼしているのかもしれません。
今後の推移を見守りたいと思います。