2010年8月12日木曜日

中国の7月の鉱工業生産

8月11日(現地時間)、公表された中国の7月の鉱工業生産は前年比プラス13.4%と、前月(6月、プラス13.7%)から鈍化しました。


同日公表された7月のPPI(生産者物価指数)は前年比プラス4.8%と、こちらも前月(6月、プラス6.4%)から鈍化しました。


ただ、同日公表された7月のCPI(消費者物価指数)は前年比プラス3.3%と、前月(6月、プラス2.9%)から加速しました。


中国経済は減速に向かう中、インフレ加速の兆しが出ているように見えます。


中国政府の過熱感のある経済を抑制していきたいとの意図に沿った動きかもしれませんが、世界経済は中国にもっと牽引して欲しいとの期待があるようにも思えます。鈍化が急激すぎないかどうか、物価動向とあわせ、今後の推移が見守られるところかと思います。