2010年8月24日火曜日

8月のユーロ圏PMI

8月23日(現地時間)、公表された8月のユーロ圏PMI(購買担当者景気指数、総合、速報値)は56.1、前月差マイナス0.6ポイントとなりました。


分かれ目である50は上回ったものの、事前の大方の市場予想を下回る水準に低下したと言えます。


なお、

製造業PMIは55.0、前月差マイナス1.7ポイント
サービス業PMIは55.6、前月差マイナス0.2ポイント

でした。


製造業の景況感悪化が今回の総合PMIの大幅マイナスの要因のようです。


ただ、国別でみると、ドイツの総合PMIは前月より上昇しており、同じユーロ圏でも国により景況感に差があると言えます。


今回の結果からすると、ユーロ圏全体は景気が減速しつつあるものの、最大の経済圏であるドイツの景況感は改善がみられたことなどからすると、目先の懸念は、ユーロ圏の主要国以外の国以外にあるように見えます。


今後の推移が見守られるところかと思います。