2010年8月11日水曜日

米国の6月の卸売在庫

8月10日(現地時間)、公表された米国の6月の卸売在庫は前月比プラス0.1%となりました。

事前の大方の市場予想よりプラス幅は小幅だったと言えます。


卸売売上高は前月比マイナス0.7%となりました。
前月(5月)に続きマイナスになりました。


対売上高在庫比率(卸売在庫/卸売売上高)は1.15ヵ月となりました。
前月(5月)の1.14ヵ月から0.01ヵ月上昇しました。


GDPの伸びのドライバーの一つと期待されていた米国の在庫投資は鈍化しているように見えます。


今月公表予定の米国の第2四半期のGDP改定値は現状の市場の期待を下回る可能性があると推定します。


結果として、当面、日本円は対米ドルで円高で推移する可能性があると予想します。


今後の推移を見守りたいと思います。