12月2日(現地時間)、ECB(欧州中央銀行)は、政策金利の据え置き(1.00%)を発表しました。
定例の理事会後の記者会見で、ECBのトリシェ総裁は、国債の買い入れプログラムの規模拡大には言及しませんでした。
ユーロの国債市場は、ECBの政策決定前の動きとしては堅調だったようですが、これはECBの国債買い入れ拡大に対する期待が要因の一つであったと推定します。
今回の結果を受け、ユーロの国債市場はどう反応するのか、同日実施されたスペインの国債入札が順調だったことは、安定に向かうことを示唆しているのかどうか、今後の推移を見守りたいと思います。