12月19日(現地時間)、旧ソ連のベラルーシで大統領選が行われ、現職のルカシェンコ大統領が得票率約80%という高い支持を得て勝利しました。
ただ、今回の選挙で、野党側候補者が選挙期間中に暴行を受けたとの報道も出ています。
国際的な監視団から、今回の選挙には不正があったとの指摘も受けているようです。
しかし、ルカシェンコ大統領は約80%という高い支持を背景に、批判はあろうとも結果は揺るがないとの立場にあるようです。
ベラルーシは民族的な近さもあり伝統的な親ロシア国ですが、2010年6月にはロシアがベラルーシ向けガス供給量を60%削減したのをはじめ、近年の両国関係は必ずしも良好と言えません。
ロシアの出方が注目されるところ、今のところ、ロシアのメドベージェフ大統領は、今回の選挙に関し、内政問題として批判を避けている模様です。
今後の推移が見守られるところかと思います。