金曜の朝、報道で、スティール・パートナーズが、保有するサッポロホールディングスの株式をすべて売却していたと知りました。
3月の株主総会でスティール提案が否決されたところ、来年はどうなるのか注目していただけに少し拍子抜けしたとの印象です。
おそらくは、発行会社サイドは胸をなでおろしているのではないかと想像します。
スティールの提案が目がさめるような素晴らしい内容だったとは思いませんが、サッポロ側の対応もそれほど洗練されたものではなかったとの印象でした。正確に事態を把握しているものではなく、勝手な印象ながら、どっちもどっちといったところでしょうか。
今回の件を通じ、日本の株式市場が海外投資家からどのように評価されるのか、日本の企業は今回の件をどのように受けとめていくのか、少し気になるところでもあります。
今後の推移を見守りたいと思います。